あなたは職業の仕事内容を知りたいとき、どのように調べますか?
今の時代ネット検索すれば、その職業の仕事内容が書かれた記事は多く出てくるでしょう。どんなにマイナーな職業でも1つは出てくるのです。とても便利な世の中です。
しかし、書かれていることを全て信じその職業へ飛び込んだ時、誰でも必ず思うのです「思ったのと何か違う」と。
ただ、そのたびに転職を繰り返す訳にはいきませんよね?
正社員で仕事をすることがもちろん1番良いのですが、いくつかの職業に興味を持っていたり、仕事内容がいまいちわからなくて不安ならバイトで働いてみるというのも一つの手です。
葬儀の仕事も仕事内容を想像しづらい仕事の一つでしょう。葬儀のバイトは意外と数多く求人が出ています。
しかし、その内容は時間帯が夜間帯であったり、朝早かったり、搬送業務や式案内など幅広いです。
資格に運転免許必須なんてこともあります。「通夜や葬儀の仕事じゃないの?」と疑問に思う事もありますよね。では実際に葬儀屋のバイト内容と給料について紹介させていただきます。
葬儀屋でバイトの仕事内容は?

葬儀屋でのバイトの仕事内容は、実は様々な種類があります。通夜や葬儀での接客はもちろんのこと、夜間の搬送業務・火葬場案内・霊柩車の運転手など様々です。
葬儀屋のバイトと言われ一番に思いつくのは、通夜や葬儀での接客でしょう。受付の案内や式場での焼香案内をはじめとしたお客さんの接客が仕事になります。
しかし、葬儀の仕事は通夜や葬儀の式だけではありません。
365日24時間休みなく稼働している職業ですので、夜間もスタッフが常駐している必要があるのですが、正社員だけでは対応しきれません。
そこで夜間帯は宿直当番の正社員と夜間バイトで、夜間に入った依頼に対応している会社が多いです。
病院や施設へ故人を寝台車で迎えに行くこととなりますので、運転免許が必須となります。
火葬場の中で控室での案内するスタッフに関しても、担当葬儀社のスタッフになり、こちらはバイトスタッフで対応する葬儀屋もあり、求人を募集していることもあります。
火葬場は1箇所ではありません。その葬儀屋の営業エリアにある火葬場すべての案内の仕方を覚える必要があります。
またこちらの仕事も火葬場まで自分で運転して行くので、運転免許が必須となります。
出棺時に故人を火葬場まで送り届ける霊柩車の運転手の仕事もあります。もちろん車の運転になりますので、運転免許必須ですが、こちらは故人を乗せ運転しますので、丁寧な運転が求められます。
また家族がバスを使わず自家用車で後ろをついて行く場合もあるため、置いていくことが無いよう配慮して運転することも求められます。
葬儀の仕事はどんな人に向いてる?バイトの時間・出勤日数は?給料は良いの?

葬儀の依頼はいつ入ってくるか分かりません。葬儀屋のバイトでシフト制を取るのは、基本的に夜間の搬送業務くらいです。搬送業務に関しては毎日必ず待機するので出勤日数が変わることはありません。
その他に関しては、特に葬儀スタッフに関しては式が入ったら出勤という形をとる葬儀屋もあるため、月何時間働きたいと思っていてもそれ以下になることもあります。
逆に繁忙期は予定よりも出勤日数が多くなることもあります。仕事が入らないと思って予定を入れたら、前日になって急遽式が入ったので来れますか?と連絡が来ることもあり、タイミングが合わないと仕事が無い状態になります。
また通夜と告別式があり、通夜は夕方からの仕事、告別式は昼間の仕事になります。どちらも入れる人が優先的に採用されることになることが多いです。
繁忙期は昼間に葬儀の仕事で出勤し終了後、一度退勤し通夜時にまた出勤なんてことが毎日続くこともあります。
給料は他の職種に比べ、過剰に高く設定されていることはありませんが、低くはないと言えます。
毎月同じくらいの日数出勤して一定の給料を求める人には向きません。またシフトのように月初めに出勤日が決まっていて、ほかの日は必ずお休みでなくては困るという方は働きにくい職場と言えそうです。
式のスタッフや霊柩車の運転専属の場合は、割と故人との関りには配慮してもらえますが、夜間スタッフは故人をお迎えにいく仕事になりますので、亡くなった方との関わりに抵抗がある人はおすすめしません。
葬儀の場は礼儀正しさ、丁寧な言葉遣い、丁寧な立ち振る舞い、責任感が求められます。特に葬儀を行う家族は、悲しみから気がたっていらっしゃる人も少なくありません。
その為必要以上に気を使う必要があり、それが自然にできる人でないと務まりません。
葬儀社のバイトの服装

制服が用意される葬儀屋もあるようですが、自分で用意する必要がある場合は、基本的には男性も女性も黒色のスーツを着用で仕事をします。
男性は黒または暗い色合いのネクタイに、黒の靴下と過剰な飾りのついていない黒い靴と、葬儀に参列できるような服装で勤務します。
かといって喪服での勤務はお客さんとの差がなくなり、お客さんが葬儀スタッフと分かりづらいので避けてください。髪形は短めでスッキリさせ、暗い色にした方が印象が良いと思います。
女性は黒いスーツにストッキングは黒を選んでください。靴は飾りのない黒い靴で高すぎるピンヒールは避けた方が良いです。葬儀屋によって女性もネクタイやリボン着用の場合があります。
イヤリングやネックレスなどアクセサリーは結婚指輪以外、基本的には着用しない方が良いでしょう。また髪の色は暗い色にし、髪が長い場合は一つにまとめます。もちろんネイルや濃い化粧も葬儀の仕事に向きません。
男性も女性も、清潔感のあるという事が重要で、それがお客さんの印象に大きく関わるかと思います。
葬儀のお仕事でのお客さんは、圧倒的に年齢層は高いです。中には若いお客さんもいらっしゃいますが、ご高齢で亡くなる方の家族と想像してもらうと分かるかと思います。
葬儀の仕事をするうえで、そのような家族から見て、この人に任せて大丈夫か?と不安にさせる外見はしてはいけないのです。
また若い人が葬儀の仕事をするのであれば、できるだけ落ち着いた雰囲気に見せると良いかと思います。
お客さんの中には若いスタッフは経験不足だから不安と、勝手な思い込みで接してくる方がいるからです。
最後に
葬儀の仕事は、常に仕事のある状態とは限りません。大きな会社の場合は、1か月に最低このぐらいの件数の式があるという事がわかるかもしれませんが、全ての葬儀屋が当てはまるという事はありません。
月によって稼げない月も出てきますので、このくらいの金額は稼ぎたいと希望がある場合は、大きい会社でのバイトを探す、もしくは他の職種のバイトを探すと良いでしょう。
また葬儀屋さんによっては相談次第で、経理や掃除スタッフと兼務という形で、ある程度の出勤日数を確保してくれる場合もあるようです。
友引の前の日は通夜が入らない地域が多いので、そこに夜の予定を入れるなど、うまくスケジュールを組むことができますよ。
葬儀のスタッフとして働くのであれば、外見は清潔感があり、どの年代のお客さんからも好感の持てるよう気を付ける必要があります。
葬儀はやり直しが出来ません。責任を持って仕事ができる人や接客が好きな人に向いている仕事と言えます。
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